【FXGT】6月・無料の口座開設で15,000円の取引ボーナス!

国内FXと海外FXの違いを比較!リスクが高いのはどっち?

海外FX

こちらの記事では、国内FXと海外FXの違いを比較し、リスクについても解説しています。

FXを始めるためには、FX会社に口座を作る必要があります。

国内FXも、海外FXも「証拠金為替取引」であるという点には違いはありません。

海外FXと聞くだけで「リスクがある」というマイナスのイメージが先行して、海外FXに興味はあるけど、少し敷居が高く感じてしまう方もいるんじゃないでしょうか。

国内FX会社での取引、海外FX会社での取引、どちらもメリット・デメリットがあります。

それぞれのメリット・デメリットを理解することで、国内、海外のどちらのFX会社が合っているのかが見えてきますので、違いを比較していきたいと思います。

国内FXと海外FXの違いとは

日本国内のFX会社なのか、海外のFX会社なのか

国内FX会社と海外FX会社の違いは、国内に本社がある国内企業なのか、海外に本社がある海外企業なのかという違いです。

食品で例えるなら、国産の方が国内の法律や基準にのっとって生産されているので安心、安全、だけど価格が高いのに対し、海外産にも良いものはあるけど、よく見極めて買わないとちょっと不安というような感覚が似ているかもしれません。

FXでも国内FX会社は国内の法令、基準に従って、海外FX会社は海外の法令や基準に従って運営されています。

運営されている会社の国は違えどFX取引、つまり通貨を買ったり売ったりしたときに発生する差額によって利益を狙う取引、という基本は国内、海外どちらも変わりはない、ということになります。

国内と海外ではFX取引の条件が異なる

国内FXと海外FXで大きく違いがあるのは、取引するにあたっての「条件」です。

例えばレバレッジはどの国内FX会社でも、25倍までと国内法令で定められているのに対し、海外FX会社では400倍~3,000倍など各社自由にレバレッジを設定しています。

その他にもスプレッド、スワップ、取引ツールなど国内FXと海外FXでは取引する上での条件が異なってきます。

国内FXと海外FXの条件の違い・比較表

国内FX会社と海外FX会社の取引条件の違いが一目でわかる比較表です。

FXで利益を上げるために重用な項目は★印でピックアップしています。

また、どちらが有利なのかについては文字の色で表していますので、参考にしてみてください。

  • 文字色(青)優れている
  • 文字色(赤)劣っている
 取引に関係する項目
 項目  国内FX会社  海外FX会社
 ★取引方法  DD方式  NDD方式
 ★レバレッジ  最大25倍  ~最大3,000倍
 ★スプレッド  狭い  広い
 ★追証  あり  なし
 ★ゼロカット  なし  あり
 ★各種ボーナス  なし  あり
 ★取引ツール  独自ツール  MT4・MT5
 取引以外の項目
 項目  国内FX会社  海外FX会社
 ★信頼性  大  中
 入金方法  ・クイック入金
 ・銀行入金
 ・銀行入金
 ・クレジット入金
 ・ウォレット
 ・コンビニ入金 他
 出金方法  銀行出金  出金ルールあり
 サポート  日本語対応  日本語対応
 税金  分離課税  総合課税
 損失の繰越  3年  なし
 確定申告  給与所得者
 年間20万円以上
 利益で必要
 給与所得者
 年間20万円以上
 利益で必要

上記の比較表を見ると、国内FXと海外FXとでは様々な項目が異なっているのが解ると思います。

取引条件の違いは、FX取引に影響してきます。

特に影響の大きい項目について見ていきたいと思います。

国内FXと海外FXの違いと特徴

国内FXと海外FXの違い・レバレッジ

国内FXと海外FXの最大の違いはレバレッジです。

  最大レバレッジ
国内FX会社 最大25倍
海外FX会社 最大~3,000倍
XMtrading 最大1,000倍

FXの魅力は小さな資金で大きな金額を取引できることで、少額からFXで利益を出すための肝と言っても過言ではありません。

なぜ肝なのか?というと、レバレッジは高ければ高いほど、必要証拠金が少なくなり少額から取引が可能となるからです。

ドル/円 1万通貨を売買 最大レバレッジ 必要証拠金
国内FX会社 25倍 約4万円
海外FX会社 1,000倍 約1,000円
海外FX会社 3,000倍 約333円

上記の表は1万通貨取引した場合の、国内FXと海外FXの必要証拠金違いです。

必要証拠金とは

必要証拠金とは、レバレッジ取引するための言うなれば担保になります。1万通貨(国内では1ロット)取引するためには、同じFX口座に担保として○○円の残高がないと取引出来ませんよという金額になります。

国内FX会社ではドル/円を取引する場合、上記の表の通り1ロット毎に約4万円の必要証拠金が必要となり、担保(取引に使えないお金)として拘束されることになります。

国内FXと海外FXでは必要証拠金の金額が、大きく違うことが解っていただけたでしょうか。

国内FX会社では、どのFX会社を選んでもレバレッジは最大25倍までとなっています。

これは日本国内の法令で、最大25倍までと定められているからなんです。

一方、海外FX会社では国内の法令が適用されないため、各社独自にレバレッジを設定しています。

必要証拠金は、担保として取引には使えないお金として拘束された形になりますので、少なければ少ないほど取引に回せる資金が増えることになります。

国内FXと海外FXの違い・ゼロカットシステムの有無

ゼロカットシステムの有無も、国内FXと海外FXとで大きく違っている点です。

  ゼロカット
国内FX会社 なし
海外FX会社 あり
ゼロカットシステムとは

ゼロカットシステムとは海外FX会社のみが採用しているシステムで、口座入金額以上の損失を海外FX会社が負担してくれる仕組みのことです。

ゼロカットシステムは、借金を背負わないためにとても重用な仕組みです。

例えば2015年に起きた大きな相場変動は「スイスフランショック」と呼ばれ、数百、数千pipsもの値動きが一瞬で起こり多くのトレーダーが破産、借金を背負うことになってしまいました。

瞬間的な大きな値動きだったため、強制ロスカットが間に合わず強制ロスカットを大幅に超えて、マイナス決済されてしまったためです。

国内のFX会社では、ゼロカットシステムが採用されてない(採用できない)ので、強制ロスカットを超えて、マイナス決済されてしまった金額は全て顧客の負担となります。

海外FX会社では、ゼロカットシステムの採用によりマイナスになって決済された金額は、海外FX会社が負担してくれるので、顧客は口座入金額だけの損失で済むということになります。

国内FXと海外FXの違い・スプレッド

  スプレッド
国内FX会社 狭い
海外FX会社 広い
スプレッドとは

FXでは同じ通貨の売買でも、買値と売値がそれぞれあります。その差額のことをスプレッドと呼び、言うなればFX会社の手数料になります。

スプレッドは狭い、広いで表現され、狭いほうが手数料が少なく、広いほうが手数料が多いという解釈になります。通貨を売り買いした時点で、スプレッド分が手数料としてマイナス反映されるので、スプレッドは狭いほうが顧客には有利になります。

スプレッドは国内FX会社の方が狭く、海外FX会社の方が広くなります。

海外FX会社のデメリットとも言える部分です。

スプレッドはトレード毎に掛かる手数料となるため、頻繁に取引を繰り返すスキャルピングの場合、スプレッドが広い海外FX会社での取引は不利となってしまいます。

デイトレードやスイングトレードなど数十pipsを狙うトレードであれば、そこまで影響するほどのスプレッドの広さではないとも言えます。

通貨ペア 国内(GMOの場合) 海外(XMの場合)
スプレッドの方式 原則固定 変動
米ドル/円 0.2銭 1.6pips
ユーロ/円 0.5銭 2.6pips
豪ドル/円 0.7銭 3.3pips
ユーロ/米ドル 0.4pips 1.7pips

また海外FX会社の場合、変動スプレッドのところが多く、経済指標の発表直後など取引量によってスプレッドがさらに広がる場合もありますので、取引のタイミングも重用になってきます。

国内FX会社では原則固定スプレッドなので、スプレッドは基本的に変動することはありませんが、原則ではなくなる場合もありますので、こちらも注意しておく必要はあるでしょう。

国内FXと海外FXの違い・信頼性

  信頼性
国内FX会社 高い
海外FX会社 FX会社による

信頼性については、国内の法令によって顧客の権利が守られる国内FX会社の方が有利です。

国内FX会社では、顧客の口座資金を信託保全することが、法令によって義務付けられています。

信託保全とはFX会社の資産と顧客の口座資金を分別管理することで、国内FX会社が倒産、破錠した場合には、信託提携した銀行によって顧客の口座資金が保証される仕組みのことです。

海外FX会社を利用する場合には、まず顧客の口座資金を分別管理しているFX会社を選ぶことをおすすめします。

分別管理は顧客の口座資金を、会社の資産とは分けて管理しているということですが、信託保全ではないので、実際のところどの程度保証されるのかは不確かです。

ですが、万が一の際に口座資金がどうなってしまうのかを一切記載していない海外FX会社よりは、まだ安心感はあります。

その他

  • 日本語の公式サイトがある
  • 日本語のサポートに対応している
  • 日本人スタッフが常駐している
  • 日本人が多く利用している
  • 海外の金融ライセンスを取得している

などをチェックしておくと、信頼性という部分のリスクは軽減することが可能です。

また、最小限の資金で口座運用するなど、顧客側でリスクを回避する意識も必要になる点は国内FX会社と異なる点です。

国内FX会社のメリット・デメリット

メリット
  • スプレッドが狭い
  • 国内の法令により信頼性が高い
  • サポートが充実している
  • 入出金が簡単
  • 分離課税で申請できる
  • 損失の繰越ができる(3年)
デメリット
  • レバレッジが最大25倍までと低い
  • 必要証拠金が多い
  • ゼロカットシステムがない
  • 追証がある
  • 各種ボーナスがない
  • スキャルピングを禁止するところも
  • 取引がDD方式で透明性がない
  • MT4・5が使いないFX会社が多い

海外FX会社のメリット・デメリット

メリット
  • レバレッジが高い
  • 必要証拠金が少ない
  • 少額から取引ができる
  • ゼロカットシステムを採用
  • 追証がない
  • 各種ボーナスが充実している
  • 取引がNDD方式で透明性が高い
  • MT4・5が使える
デメリット
  • スプレッドが広い
  • 会社によっては信頼性が著しく劣る
  • 場合によっては口座が凍結される
  • 出金方法にルールがある
  • 総合課税で申請となる
  • 損失の繰越が出来ない

国内FXと海外FX、リスクが高いのはどっち?

国内FX、海外FXを選ぶ基準として、結論から言えば

  • 口座資金の安全性、サポートの充実を優先させるなら国内FX会社
  • 利益を出すための取引の効率化、少額資金でFXを始めたいなら海外FX会社

と言えるでしょう。

最近では、日本人顧客向けにサービス、サポートを充実させている海外FX会社も増え、ある程度安心して利用できるようになってきました。

FX取引する上でのリスクという意味では、当サイトでは国内FX会社の方がリスクは高いと考えます。

国内FX会社のリスクが高い理由

FXではプラス(利益)になることもあれば、マイナス(損失)になってしまうこともあります。

そして、FX取引で一番のリスクはなにか?と言えば、損失をだして口座資金が減ってしまう、もしくはな無くなってしまうことです。

国内FX会社の場合、さらなるリスクが存在し口座資金が0になってしまうならまだしも、口座入金額を超えて損失が発生してしまう可能性があるという点がリスクが高いと言える理由です。

ゼロカットシステムの項で解説した通り、一瞬で大きな相場変動が起こってしまった場合に、FX会社のシステム決済が追いつかずに多額の損失を出したまま決済されてしまうことがあり得るんです。

ロット数に比例して損失も大きくなり、コツコツ積み上げてきた利益を上回る程のマイナスが一瞬にして発生し、数百、千万円単位の借金を被ってしまう可能性が0でありません。

海外FX会社では、ゼロカットシステムを採用しているところがほとんどなので、国内FX会社のように口座入金額を超えて損失が発生することはありません。

口座入金額を超えて損失を出してしまう、大きな相場変動が起こり得る要因として

  • 地震など大きな災害
  • 国のデフォルト(ギリシャ危機)
  • 投機的な要因
  • 国際情勢

などがあります。

2022年3月 ロシアによるウクライナ侵攻に見られるように昨今、地政学的なリスクが各地で高まっているという事実は、誰もが感じていることではないでしょうか。

地政学的なリスクとは

政治的・軍事的な緊張の高まりが、地理的な位置関係により、特定地域の経済や世界経済全体の先行きを不透明にするリスクのこと。

地政学的リスクが高まれば、地域紛争やテロへの懸念などにより、原油価格など商品市況の高騰、為替通貨の乱高下を招き、企業の投資活動や個人の消費者心理に悪影響を与える可能性があります。

また日本国内では、大きな地震災害がいつ起きてもおかしくないという危険性もあります。

南海トラフ地震は、今後30年以内に90%の確率で起こると言われています。

そういった状況の中、口座入金額を超えて損失が出てしまうゼロカットシステムを導入していない(厳密には導入できない)国内FX会社での取引の方が海外FX会社より「リスクが高い」理由とするには十分ではないでしょうか。

国内FX会社はなぜゼロカットシステムを採用できないのか?

理由は単純で、国内の法令でそのように定められているからです。

「顧客の損失補填を約束する行為を禁止する」と定められているので、どの国内FX会社であってもゼロカットシステムを採用してるところはありません。

ゼロカットシステムを導入しないのではなく、法令があるため導入できないという訳なんです。

まとめ

国内FXと海外FXの違いについて解説してきました。

国内FX会社は国内の法令に準じて、高レバレッジやゼロカットシステムの採用が出来ないため、ハイレバは危険と言ってみたり、安全性を強調したり、低スプレッドを売りに宣伝するしかありません。

ハイレバ=危険、はハイレバトレードのことで、高レバレッジとは意味が異なります。

高レバレッジは少ない資金でFX取引を可能にし、利益を残すための必須条件なんです。

また、地政学的危機や災害を考えた時に、ゼロカットシステムは今後必須だと思います。

欧州では日本とは逆に、FX会社にゼロカットシステムの採用を義務付けているほどです。

この当たりの解釈や制度が、日本が金融後進国と呼ばれてしまう由縁なのではないでしょうか。

FXで利益を出すためには、ある程度のリスクの許容も必要だと考えます。

その上で、取引するのに良い条件の方を選ぶと言うのは、必然ではないでしょうか。