FXGTを利用するメリットとして、仮想通貨銘柄の豊富さが挙げられます。
仮想通貨はボラティリティが高いため、短期やデイトレードでも値幅を取りやすく、場合によっては通貨ペアのFXよりも利益が出しやすいという特徴あります。
シンセティック仮想通貨ペアは、仮想通貨の基軸通貨ビットコインと他の銘柄を組み合わせた、FXGT独自の通貨ペアなので他の海外FX会社では取引することができません。
初心者の方には取っつきにくい銘柄ではありますが、なかなか面白い銘柄となっていますので、こちらのページは「シンセティック仮想通貨ペア」について解説してみたいと思います。
シンセティック仮想通貨ペアとは?
シンセティック仮想通貨ペアとはFXGTオリジナルの銘柄で、ビットコインと株価、ビットコインと金など仮想通貨と仮想通貨以外の銘柄を組み合わせた通貨ペアになります。
仮想通貨ペアといえば、ビットコイン、イーサリアム、リップルなど、仮想通貨同士の通貨ペア銘柄が一般的ですが、シンセティックペア仮想通貨ペアは仮想通貨銘柄に強いFXGTオリジナルの取引銘柄となっています。
取引できる対象口座
シンセティック仮想通貨ペアの取引ができるのは、上記の4口座タイプになります。
ミニ口座は取引の対象外となっていますので、取引したい場合には対象口座を追加することで取引が可能です。
※FXGTでは1アカウントにつき、8口座まで口座タイプを追加することが可能です。
取引できる銘柄・一覧
種類 | 銘柄 | |
株式 |
BTC/APL | ビットコイン/アップル |
BTC/FCB | ビットコイン/フェイスブック | |
BTC/AMZ | ビットコイン/アマゾン | |
BTC/TWR | ビットコイン/ツイッター | |
株価指数 |
BTC/SPX | ビットコイン/S&P500 |
BTC/DOW | ビットコイン/ダウ平均株価 | |
BTC/NAS | ビットコイン/ナスダック | |
エネルギー | BTC/USO | ビットコイン/USオイル |
貴金属 | BTC/XAU | ビットコイン/金 |
BTC/XAG | ビットコイン/銀 |
シンセティック仮想通貨ペアの特徴とは
値動きが大きい(ボラティリティが高い)
シンセティック仮想通貨ペアの特徴は、ボラティリティが高いビットコインと仮想通貨以外の銘柄を組み合わせることによって、値動きの幅が大きくなる点です。
値動きが大きいほど、損益の幅も大きくなり、より利益を出せるチャンスが増えます。
値幅の波を大きく捉えられれば利益も大きく取れる一方で、上手く捉えられなかった場合には大きく損失なってしまう可能性がある点には注意してください。
FXでは通貨の強弱によって通貨ペアの値動きが発生するため、例えばビットコインと金の相関関係では下記の様なトレンドになりやすいです。
ビットコイン | 金 | BTC/XAU |
上昇 | 上昇 | レンジ |
上昇 | 下落 | アップトレンド |
下落 | 上昇 | ダウントレンド |
下落 | 下落 | レンジ |
ビットコインと金は「安全性資産」としての需要が多いため、金と比較されることも多くトレンドが同じ方向に動きやすいと言われています。
ですが、短期的に見ればビットコインの値幅が大きこともあって、逆相関のトレンドが発生することも多々ありますので、そういった場面では大きなチャンスになります。
シンセティック仮想通貨ペアは、レバレッジが最大50倍~10倍と取引量によってレバレッジ制限がありますが、値動きが大きいため最大レバレッジ50でも十分です。
ビットコインの値動きに大きく影響される
シンセティック仮想通貨ペアは、ビットコインと各銘柄の組み合わせとなっているため、ビットコインの値動きに大きく影響されます。
ビットコインは仮想通貨の基軸通貨として取引量も多いため、値動きの幅が大きく、激しい場合があります。
値動きが大きさがメリットではありますが、トレンドがは発生したかと思えば、大きく逆行することもあるため大きくポジションを持つ際には、損失のリスクにも注意したいところです。
レバレッジ制限の対象となる
FXGTでは取引量が大きくなるほど、レバレッジに制限が掛かるダイナミックレバレッジの仕組みを導入しています。
シンセティック仮想通貨ペアの最大レバレッジは50倍で、取引量に応じてティア1からティア3までのレバレッジ制限が下記の表の通り設定されています。
ティア | 取引量(USD) | 最大レバレッジ |
ティア1 | 0~150,000未満 | 50倍 |
ティア2 | 150,000~400,000未満 | 25倍 |
ティア3 | 400,000以上 | 10倍 |
※FXGTの取引条件は頻繁に更新されます。上記のダイナミックレバレッジは2023年9月時点のものとなっていますので、最新情報は公式サイトで確認ください。
ティア1では$1=140円の日本円換算で21,000,000円までになりますので、取引量としては十分ではないでしょうか。
レバレッジの制限による一つの影響として、必要証拠金の変動があり、例えばレバレッジ50倍と25倍では必要証拠金が2倍変わってきます。
取引量が大きほど必要証拠金も増えますので、レバレッジ制限による必要証拠金の変動には注意が必要です。
取引できない時間がある
仮想通貨の取引では24時間/365日の取引が可能ですが、ビットコインと株式や先物商品のペアとなるシンセティック仮想通貨ペアは市場がオープンしている時間のみ取引が可能です。
取引時間は各銘柄ごとに
- 休場の時間帯は取引ができない
- 土曜日、日曜日は閉場のため、取引ができない
などの取引時間の制限があります。
日本時間 | 夏時間・冬時間 | |||
種類 | 銘柄 | 休場 | 開場 | 土・日 |
火~金 | 月~土 | |||
株式 | BTC/APL | ー | 23:30〜6:00 | 閉場 |
BTC/FCB | ||||
BTC/AMZ | ||||
BTC/TWR | ||||
株価指数 | BTC/SPX | 07:00〜8:00 | 08:00〜7:00 | |
BTC/DOW | ||||
BTC/NAS | ||||
エネルギー | BTC/USO | 07:00〜8:00 | 08:00〜7:00 | |
貴金属 | BTC/XAU | 07:00〜8:00 | 08:00〜7:00 | |
BTC/XAG |
取引時間や休場の理解については、少し慣れが必要かもしれません。
またアップルやアマゾンといった個別株式とのペアでは、日本時間の深夜帯にオープンしている、取引時間が短いという特徴があります。
シンセティック仮想通貨ペアの注意点
値動きの幅が大きい
特徴の方でも解説しましたが、シンセティック仮想通貨ペアはビットコインと他の銘柄との組み合わせのため値動きの幅が大きいです。
値幅が大きい=利益のチャンスでもあり、同時に損失が大きくなってしまうという通貨ペアであることを念頭に取引することをおすすめします。
トレンドの傾向が読みにくい
シンセティック仮想通貨ペアはFXGT独自の通貨ペアのため、トレンドの傾向が読みにくいという注意点があります。
FXの値動きは通貨ペアの強弱によって生じますが、シンセティック仮想通貨ペアはビットコインと株式、ビットコインと金など異なるジャンルの組み合わせのため、それぞれの値動きを注視しておく必要があります。
もしくはテクニカル分析のみで取引する、というのも選択肢の一つです。
いずれにしても、値幅の大きい銘柄ですので、デモトレードなどである程度の特徴を把握しておく必要はあるでしょう。
スプレッドが大きい
スプレッドはFX会社の手数料で、ポジションを建てる際にはスプレッド分のマイナスから取引が始まります。
ですので、より短時間な取引ではスプレッドが狭いほうが圧倒的に有利になります。
シンセティック仮想通貨ペアのスプレッドは、FXの通貨ペアとは比較してしまうとかなり大きいので、スプレッドを加味すると中、長期の取引向きといってよいでしょう。
スタンダード+口座 スプレッド【2023年9月現在】 | |||
銘柄 | スプレッド | 対ビットコイン 銘柄レート($) |
スプレッド $換算 |
BTC/APL | 1.210962 | 178 | 216 |
BTC/FCB | 0.332386 | 302 | 100 |
BTC/AMZ | 1.334669 | 140 | 187 |
BTC/SPX | 0.009641 | 4,453 | 43 |
BTC/DOW | 0.001495 | 13,710 | 20 |
BTC/NAS | 0.007998 | 15,225 | 122 |
BTC/USO | 0.50204 | 91 | 46 |
BTC/XAU | 0.021258 | 1,930 | 41 |
BTC/XAG | 3.29666 | 23 | 76 |
※スプレッドは変動制です。一例としてご参考ください。 ※スプレッドは口座タイプによって異なります。 |
シンセティック仮想通貨ペアを取引するには
シンセティック仮想通貨ペアをMT4・MT5で取引する方法を見ていきましょう。
MT4・MT5でシンセティック仮想通貨ペアを取引する手順
MT4・MT5を起動する
FXGTのMT4・MT5を起動します。
※シンセティック仮想通貨ペアはFXGT独自の銘柄のため、FXGTアカウントに紐づいたMT4・MT5でしか取引ができません。
メニューの表示から銘柄をクリック
①メニューにある「表示」をクリック
②「銘柄」をクリック
「synthetics」を選択してシンセティック仮想通貨ペアを表示する
③銘柄の一覧から「synthetics」の項目をクリックして、シンセティック仮想通貨ペアを表示します。
④表示されたシンセティック仮想通貨ペアの銘柄から、取引したい通貨ペアをクリックします。
⑤「銘柄を表示する」をクリックします。
⑥「OK」をクリックします。
※複数の銘柄を取引したい場合には、1銘柄ずつ選択してそれぞれ⑤の「銘柄を表示する」をクリックしてください。
メニューの「表示」から「気配値表示」をクリック
⑦メイン画面のメニューから「表示」をクリックします。
⑧「気配値表示」をクリックします。
「気配値表示」の一覧が表示されますので、シンセティック仮想通貨ペアが表示されているか確認してください。
ここでは、気配値の一番下に「BTC/XAU(ビットコン/金)」が表示されています。
気配値の中からシンセティック仮想通貨ペアを右クリックしてメニューを表示
⑨「気配値」の一覧からシンセティック仮想通貨ペアを選択、右クリックでメニューを表示させます。
⑩右クリックで表示させたメニューの中から「チャートウィンドウ」を選択して、シンセティック仮想通貨ペアのチャートを表示させます。
チャートから「ワンクリックトレード」表示させる
⑩でチャートウィンドウをクリックすると、シンセティック仮想通貨ペアのチャートが画面に表示されます。
⑪チャート画面の左上に選択できるボタンが2つ並んでいますので、右側の「ワンクリックトレード」をクリックしてください。
「ワンクリックトレード」のボタンをクリックすると注文ボタンが表示されますので、こちらから取引が可能になります。
※右側のボタン「板注文画面」からも注文は可能ですので、好みにカスタマイズしてください。
チャートの「プロパティ」からチャートをカスタマイズ
チャートは「プロパティ」から色を変更したり、インジゲータを表示できますので、オリジナルにカスタマイズして取引環境を整えてください。
FXGTのシンセティックペア仮想通貨ペア・まとめ
FXGT独自のシンセティック仮想通貨ペアについて解説してみました。
解説の通り、シンセティック仮想通貨ペアはビットコインとのペアにより、とてもボラティリティの高い銘柄となっています。
ですので、初心者の方向きの銘柄とは言えませんが、慣れてきたら少額から取引してみるのも面白い銘柄です。
デモ口座でも取引は可能ですので、慣れるまでデモ口座で取引してみるのもおすすめです。