シーリングファンは冷暖房に効果有り!取付け方法と注意したい点

お洒落なカフェや店舗に行くと、照明として使われていることが多いシーリングファン。
天井からぶら下がっている、ファン付きに照明のことですね。

一般の家庭でも、インテリアにこだわっているオーナーさんから結構要望が多いんですよ。ですが、照明以外にファンの駆動部分があってなんか重たそう。。。

あんなの一般家庭の天井に付けて、落っこちてこないの?っていう疑問も多い。

個人的にはお洒落に見えるし、ちゃんとファンの有用性もあるので好きなんですけど。
そんなシーリングファンの疑問になりそうなところを、記事にしてみました。

一般家庭にシーリングファン、付けても大丈夫!?

戸建て、マンション、アパートの場合、天井にコンセントが付いていますよね。
天井のコンセントをローゼットと呼びますが、形状種類がいくつかあるんです。

①引掛埋込ローゼット
②フル引掛ローゼット
③丸型引掛シーリング
④フル丸型引掛シーリング
⑤角型引掛シーリング

古くない戸建て、マンション、賃貸でしたら、①引掛埋込ローゼットが使われていることがほとんどではないかと思います。

パナソニック電工 コンセント付引掛埋込ローゼット(ミルキーホワイト)(フル端子)(送り端子付) WG6420WK

①の引掛埋込ローゼットの場合は、金属の耳があって、その耳のネジ穴を使ってシーリングファンの固定が可能です。

輸入物の場合にはネジの規格が日本規格と合っていない場合もあり、その際は加工しないと付けられない場合もあるので注意が必要です。

このローゼットの金属耳は一見貧弱に見えますが、ローゼット内部で天井内のスチール製ボックスとネジ固定されています。

マンションの場合は、このスチール製ボックスが天井躯体とアンカー+ボルトで補強されているので、実はそこそこの重量に耐えられるようになっているんですね。

戸建てや賃貸アパートでも、何かしら補強はされていると思いますので取り付けには問題無いと思います。必要があれば販社さん、大家さんに確認してください。

いくらシーリングファンと言っても、特殊なものでない限り10kg以上になることはありません。

ちなみに、簡易シャンデリアタイプの照明も、ローゼットの金属耳にネジ固定して取り付けします。

②のフル引掛ローゼットに取付はちょっと微妙です。

ローゼットのコンセント部分が出っ張っているので、シーリングファン側のベースプレートが浮いてしまうか、ネジが届かない可能性あり。

ベースプレート分浮いてしまうと、天井との間に隙間ができてむちゃくちゃカッコ悪くなってしまいますし、ネジが届かなければ取り付けできません。

③~⑤のローゼットが使われていた場合、天井に直付けとなり電気工事+補強が必要になってしまうので、取り付けは難しいと考えたほうが良いでしょう。

築20~30年の住宅ですと、③~⑤のローゼットが使われていることもあるかもしれません。最近の住宅ではあまり見ませんね。

以上の通り、①引掛埋込ローゼットが取付には適しているということになります。

ファンは冷暖房の効率化に効果あり!?

わたしもリビングにシーリングファンを設置しています。天高は2500mm。

シーリングファンは風の向きを変えられるので、冷暖房に合わせて夏は下向き、冬は上向きにファンを回すことによって、より冷暖房の効率化にも役立ちます。

夏場は扇風機の代わりじゃないですけど、上からの微風で割に涼しく感じます。
上からの風なので、扇風機とはまた違った涼しさを感じます。

暖房を使うようになってからは、天井に滞留するエアコンの温風を拡散してくれます。
なので、エアコンの温度をちょっと低めに設定していても割りと温かく感じます。

吹き抜けや、よっぽど高い天井でなければ体感できるぐらい変わりますから、インテリアとしてだけでなくおすすめ出来ると思います。

注意したいのは、飾りとして回転する向きを変えられないシーリングファンですね。
せっかくですから、やっぱりファンがついていることの有効性を活かしたいところです。

シーリングファンはうるさくない?

羽が回転するので、うるさくないのか?という疑問。
実際使ってみて回転が弱や中ぐらいでしたら、何の問題もありません。

強で回すとモーターの音がほんの少し気になるぐらいでしょうか。
まぁ強にするとすごい回転になるので、羽が回転する影のほうが気になります。

メーカー物であれば、ベアリングの動きもスムーズなので、音はさほど気にならないと思います。

検討にあたって注意したいところ

天井のコンセントの種類を確認し、希望のシーリングファンが取付可能かどうか。
設置場所の天井までの高さと、シーリングファンの器具自体の高さ。
シーリングファンは組み立てがちょっと大変なのと重い。
時々、各固定のネジに緩みがないか確認する
天井のコンセントの種類を確認し、希望のシーリングファンが取付可能かどうか。
照明メーカー、ショップオリジナル、輸入物など、シーリングファンは色々な種類が販売されています。輸入物は斬新なデザインで、お洒落なものがありますが日本の規格に合わない可能性もあります。

合わないものが、ネットで販売されているというケースは少ないと思いますが、注意事項はよく読んどいたほうが無難ですね。

設置場所の天井までの高さと、シーリングファンの器具自体の高さ。
通常の住宅であれば、天高2300mm~2500mmぐらいが普通じゃないでしょうか。最近はコンパクトなシーリングファンもあるとはいえ、器具自体の高さが40cmぐらいにはなります。

低い天井、または大きなにシーリングファンを付けて頭の高さまでに器具が下がってきてしまうようでは見栄えだけでなく、危険もともないます。

ほぼリビングに設置することが多いかと思いますが、設置に適しているかの検討も必要だと思います。

シーリングファンは組み立てがちょっと大変なのと重い。
シーリングファンはメーカー物でも、ネットで買っても、ダンボールに部品がバラバラに梱包されて入っています。女性単独の組み立て、天井への取付はかなりDIYの強者じゃないと厳しいかもしれません。

ある程度組み立ての知識があっても、30~40分ぐらい掛かってしまいます。
説明書を見ながらであれば、1時間以上かかってしまうことも。

そして、あらかた組み立ててから天井のベースプレートに固定しますので、結構な重さで女性一人では無理だとおもいます。男性に手伝ってもらった方が良いですね。

時々、各固定のネジに緩みがないか確認する
ファンが回りますから、振動で時間が経つと各固定のネジが緩む可能性があります。
時々緩みがないか確認することをおすすめします。

シーリングファンを設置する理由って、やっぱり部屋のイメージ合わせてとか、カッコよく見せたいというのが主な理由。

最近ではコンパクトなシーリングファンが多く販売されているので、天高2400mm~2500mm程度あれば違和感なく設置できると思います。

取付の可否については住んでいる住宅の形態によって異なりますので、確認は必要ですが羽の回転する雰囲気が映画みたいで憧れてしまいますね!